メジャーでもブラック?見破れない薬剤師転職の落とし穴とは

メジャーな大企業だからといって手放しで喜ぶのは危険

医薬・製薬業界は、統廃合や業界再編の波が起きていて、新薬の開発競争や資本の強大化などで弱肉強食の傾向にあります。

また薬剤師の世界でも、病院の生き残りやドラッグストアのシェア争いで人材獲得合戦が過熱気味です。薬剤師転職では、過剰労働の解消や年収アップを目的した人がほとんどですが、そうした気持ちになるのも理解できるような気がします。

そこで是非気をつけて欲しいのが、「転職しても、メジャーな企業であっても、ブラックとささやかれている企業はある」という事実です。あの会社は良さそうだと思っても、それは外見上のことです。いまやそれを見破るのも常識力の1つ。あなたはどこまでその基本を備えているでしょうか。

転職先企業のブラック度を知るポイント

経営状態から

  • 売上高、出店のシェアなどで急激な伸びが確認できる。
  • 売上高が下降線をたどっているのに、薬剤師を急募している。
  • アナリストの評価が低い、問題点を指摘されている。

聞き取りや口コミ・噂から

  • ほぼ毎日残業状態で、休日出勤もある。
  • 残業手当の何割かは支払われていない。
  • 当初の労働環境や給与・年収が確保できていない。
  • 早朝出勤、サービス残業、昼休み返上で働くことが増えた。
  • 薬剤師を含む従業員が、心療内科や精神科に通院している。
  • 昇級・昇格などの制度が機能していない。
  • 名ばかり店長のような人がたくさんいる。
  • 従業員の悩みや苦情を訴える場所・システムがない。
  • 社内でイジメや密告が常態化している。
  • 薬事法違反や不正請求などの噂がある。
  • 離職率、退職率が異様に高い。

5つ以上当てはまればブラックの傾向が強いと判断

前述は、転職先のブラック度を見破るポイントでもありますが、転職前の自分の会社のブラック度を測るポイントでもあります。下手をするとせっかく転職したのに、同じような日常を送るハメにもなります。

ネットにある人気ランキングなどでは見えてこないポイントです。注意しておきましょう。3つ~5つ当てはまるようであればブラックの傾向にあると判断できます。ポイントの1つ1つが、すべてブラックということではありませんが、それがいくつも重なるようであればブラック企業の可能性が高いということです。

会社の経営状態は、四半期ごと、または半期ごとに発行される「株主通信、事業報告書」で確認できます。ネットから簡単にダウンロードできます。従業員のブログなども一部参考にはなります。朝の経済情報番組では、業界ごとの取り組みや傾向なども報じています。

できる限り客観的なデータを集め、慎重に活動しましょう。


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