退職活動はきちんとできた?薬剤師転職には円満退社が大事

後始末のできない薬剤師は「問題あり」のイエローカード

多くの薬剤師は、転職を思い立つとそのことで頭がいっぱいになってしまって、まだ辞めてもいない職場での業務がいい加減になりがちです。

「どうせ辞めるのだから」とか、「もうこの会社のために働くのはコリゴリだ」という思いが先に立ってしまって、地に足が付かないような人もいます。心機一転の薬剤師転職活動は楽しいものですが、転職先の企業はそんなあなたをどう判定するでしょうか。

面接では、百戦錬磨の面接官が、言葉には発していない応募者のこれまでの行いを鋭く見抜いていて、それも評価の1つに重大な影響を与えています。できるなら薬剤師の転職活動は1年程度の期間をもって、計画的にすすめたいものです。

現時点での自分を一度立ち止まって自己評価してみましょう。下記は自身のチェックポイントであると同時に、面接官が密かに評価している代表的な項目でもあります。

チェックしておきたい後始末度8項目

  1. 自分勝手な理由だけで、いきなり辞めていないか。
  2. 辞めるに当たって、直属の上司に相談したか。
  3. 引き留められたか、引き留められなかったか。
  4. 自分の進路(薬剤師転職)を明かすことができたか。
  5. 引き継ぎの時間・期間はきちんと確保したか。
  6. 在籍中、後進の指導や後輩の育成には関与できたか。
  7. もめ事やトラブルなど、退職する原因は解消できたか。
  8. 歓送会を開いてもらえたか。

豊かな人間性が問われる医療業界・薬剤師の業界とは

薬剤師の資格でも専門的で高度なレベルをクリアしようと思うと「豊かな人間性としての育み」といった大義名分が目的の1つにあげられています。

ハイレベルなスキルや知識だけを身につけても、患者や家族の思いを汲んだ薬剤の指導はできないからです。また人間に対する深く暖かな見方・接し方ができないと、組織をまとめ前進させていく人物にはなれないからです。

薬剤師転職者を求める企業でも、同じような思いを抱きながら、リーダーシップの取れる豊かな人間性をもつ人を探しています。そうでなければ、わざわざ途中採用の薬剤師を募集したりしません。

昔から「立つ鳥跡を濁さず」と言いますが、面接官にとっては応募してきたときの薬剤師の言動よりも、会社の辞め方に興味があります。たとえば歓送会を開いてもらえた人物なら、後輩の面倒見が良く、先輩からの信望も厚い人物と推測できます。

退職までに時間がかかり、なかなか辞めさせてくれなかった薬剤師なら、前の会社でも重要な仕事を任されていたのだろうと考えられます。逆に、辞表を提出してそのまま辞めてしまうような人は、自分勝手で組織にとってはマイナスと受け取ります。変革に次ぐ変革で様変わりし、競争も激化するこの業界にあって、いま薬剤師に求められているのは、知識、技能、指導力、リーダーシップ、包容力などです。

それらを包含したキーワードを「豊かな人間性」と理解すべきです。


PAGE TOP